今の職場に限界を感じてしまったら転職を考えますよね。
しかし、仕事を辞めてしまうということは非常に勇気のいる決断ですから、迷うのも仕方ないことです。
ここでは保育士が転職するメリットとデメリットをご紹介しますので、結論を出す際にお役立てください。
保育士転職の基礎情報
まずは保育士転職の特徴をご紹介します。
基本的な情報として最低限知っておきましょう。
離職率が高い
保育士は非常に離職率が高い職業です。業務の過酷さや待遇への不満から退職してしまう人がとても多いです。
そのため保育士にとって退職は珍しいことではありません。
多くの保育士がしていることなので恥ずかしがる必要も不安になる必要もありませんよ。
主な転職理由
保育士の主な転職理由は3つです。
1つ目は「給料」です。業界全体で給料が低めなので少しでも給料が高い職場で働きたいと感じてしまいます。
2つ目は「仕事量」です。保育士は人材が不足しているため仕事量が多く、長時間労働につながってしまいます。
3つ目は「人間関係」です。保育士は女性が大半を占めている業種であるため、人間関係で悩んでいる人が多いです。
保育士が転職するメリットとは
保育士が転職するメリットは以下のとおりです。
- 給料やボーナスが増える
- 業務時間が減る・休暇がとれる
- 人間関係をリセットできる
- スキルアップできる
これらのメリットをご紹介します。ただし、全ての施設に当てはまらないものもありますので気をつけてください。
給料やボーナスが増える
保育士の給料が安すぎる、ボーナスが少ない、などお金に関するお悩みは転職することで解決できます。
金銭面を重視して求人を探すことで大幅な給料・ボーナスのアップが見込めます。
昇給なども考慮に入れて職場を探しておくと長い目で見たときにはさらに給料に差が出てきますので、早い段階で職場を変えることが大事です。
業務時間が減る・休暇がとれる
業務量が多い、残業が多い、休みが取れない、など労働環境に関する不満も解消することが見込めます。
労働環境は職員の人数や制度によって施設ごとに大きく違うので、自分に合わないと感じたら職場を変えることが最も効果的です。
身体を壊してしまっては元も子もないですから、きちんと休みが取れる労働環境が整った職場で働きましょう。
人間関係をリセットできる
新しい職場で働くということは職場での人間関係をリセットするということです。
あの上司が苦手、同僚とうまくいっていない、など人間関係の悩みを解消することが見込めます。
人間関係は特に改善することが難しいため転職して人間関係をリセットすることじゃ非常に有効な手段とされています。
スキルアップできる
他の施設で働くことでまた新しい保育ができるなど保育士としてのスキルアップに繋がります。
施設ごとに重視するポイントや保育感が違うので多くの施設で働いてみることはとても大事です。
また、乳児院や企業内保育所など保育園以外で働いてみることも視野が広がるのでとてもオススメです。
保育士が転職するデメリットとは
保育士が転職するデメリットは以下のとおりです。
- 退職金の額が減る
- 有給休暇がすぐに取得できない
- 年下の上司ができる
- 人間関係の構築が必要
- 理想通りいくとは限らない
これらのデメリットを詳しく解説していきます。
退職金の額が減る
退職金制度がある場合は基本的に積立式なので勤続年数が長いほど退職金が多く貰えます。
転職することでまた1から積み立てなければならず、勤続年数の上限も下がるため退職金の額が減少してしまうデメリットがあります。
既に退職金のことを考えている人は少ないかもしれませんが、念のため頭に入れておいてください。
有給休暇がすぐに取得できない
一般的に有給休暇は就業開始して半年後に付与されます。よって半年は有給休暇が取得できない時期が続くことになります。
困るのは病気やケガで長期間休むことになったときです。有給が取得できないため収入がありません。
大きすぎるデメリットではありませんが、いざという時の安心感は無いかもしれませんね。
年下の上司ができる
たとえ中途採用だろうと就業後は後輩として扱われます。そのため年下の上司ができることが珍しくありません。
そこまで気にしない人は良いのですが、年下の上司側が気を遣うかもしれませんよね。
適度な距離感で接していきながら関係性を作っていきましょう。
人間関係の構築が必要
先程メリットとして「人間関係をリセットできる」と言いましたが、「人間関係を構築しなければならない」というデメリットとしても捉えられます。
人間関係は短期間で構築することは難しいですし、誰とでも仲良くなれるという人は少ないものです。また1から人間関係を構築するのを面倒に感じてしまう人もいます。
職場に馴染めないことは非常に辛いので、自分が馴染めそうな職場を探しましょう。
理想通りいくとは限らない
保育士は高い理想を掲げがちです。給料をいくら以上、残業なし、福利厚生充実など求めようと思えばいくらでも求められます。
理想を高く持つことは重要ですが、必ずしも理想通りの施設で働けるとは限りません。理想の求人を見つけたとしても採用されるかは分かりません。
理想通りの結果になるかどうかは自分の努力次第です。
保育士の転職は転職サイトを使おう!
デメリットもありますが迷っているくらいなら転職したほうが良いと思います。
不満を抱えたまま仕事をしていても楽しくありません。
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